2021/01/24
先々週、JIAのHPを観て「宇和島津島町の小西邸(推定・明治後期建設)の改修工事の襖の下張り紙を観ることが出来ないですか?」と宇和島のグラフィックデザイナーY氏から連絡があり、津島町のJIAメンバーO氏に問い合わせると宇和島の表具屋さんのところに置いているとの事。
早速、先週金曜日に宇和島市・天赦園・嵯峨野で待ち合わせ昼食後に、薬師谷渓谷の奥にある山口表具店に足を運んで、小西邸から持って帰っていた古い襖を見せていただいた。
Y氏は古い活字印刷を研究している方で、古い建物の襖の下張り紙から面白いものが発見されることがあるとの事。 山口社長のもと期待を込めて襖紙を剥がしていくと、和紙に手書きの筆文字の台帳のようなものが出てきた、期待していた活字の印刷物ではなかったが古い台帳である事には間違いなかった。
Y氏曰く、活字印刷は明治に入ってから盛んになり、古いものは木版が多いとか。
他に山口社長から内子の上芳賀邸改修工事、松山城天守閣の改修工事の表具工事を担当したとか、現在は大洲市の古民家の改修工事の襖、障子の張替え中の建具を見せてもらったり、京都の唐長の高級和紙の話とか今回は副産物が多く、行動してよかったと感じました。




