木製杭の地盤改良工事
木造2階建新築工事の住宅地にある敷地に、間伐材を利用した木杭による地盤改良にトライしました。 周辺環境を考慮し、低騒音、低振動のこの工法を選択しました。 狭小住宅なので今回使用した本数は26本、朝から手際よく作業が進み午後3時には杭頭のレベルを調整して工事完了、残土処理もなく綺麗な現場でした。
シンポジウム「えひめ、建築のこれまでとこれから」
事後報告ですが、11月7日(土)に、えひめ名建築発掘発信シンポジウム「えひめ、建築のこれまでとこれから」が開催されました。
伊藤豊雄 氏の基調講演「自然が蘇る建築」の後、宮畑周平 氏による「えひめの建築めぐり」のスライド上映、休憩をはさんでパネルディスカッション。 コーディネーターは曲田清維 氏(愛媛大学名誉教授)、パネリストに伊藤豊雄 氏(建築家)、松隈洋 氏(京都工芸繊維大学教授)、花岡直樹 氏(愛媛県建築士会理事)、宮畑周平 氏(編集者・写真家・ライター)が登壇。
スライド上映の中で24年前に設計監理させてもらった「久万青銅之回廊」が紹介された、41歳で粗削りだったが、しっかりしたコンセプトのある建築になっていた。 初秋に施主の息子さん(建設当時、小学生)に現地で会う機会があり「庭の芝を張り合え整備し、多目的にこの施設を活用したいんです!」との言葉が、とても頼もしく光栄に思えた。
窪野町北谷のホタルの小川
来年のホタル祭り会場・正八幡神社の近くの小川にホタルが飛び始めている。
一昨年、西日本豪雨災害で土砂と一緒に幼虫、カワニナが流され、昨年は県内全体的にホタルの数が減っていたが今年は回復し始めている、来年の開催時期はもっと多くのホタルの乱舞が観れたら素晴らしいと思う。
近くに住んでるH氏が言うには、20〜20:30時が一番飛び交うとか。確かに!
屋根・破風板の補修工事
古い形式の建物(みのこ造りと言われている)の多いTO市の知人宅の屋根・破風板の塗装が剥がれているので補修の相談に乗って欲しいとの事で現地を訪れてから、少し時間がかかったが、先週、漆喰塗の補修工事が完成して見違えるように白く輝いていた。
検討する中で、安価な塗装工事での補修も検討したが、耐久年数が短く不採用とし、高価ではあるが耐久年数の永い左官工事の漆喰塗を選択し、5名の左官職人さん達に屋根上の作業を短期間に行ってもらって世帯主に喜んで頂いた。
「松山くぼの町ホタル祭り」開催予定の正八幡神社
隣の奥久谷町で20回開催されて、一夜に2,000人の来場者が集まるホタル祭りイベントが、主催者の高齢化のためピリオドを打つことになった。
同じ久谷地区の窪野町でお手伝いしていた有志が立上り、ホタル祭りの継続を念願し「ホタル祭り実行委員会」を起ち上げた。
2020年6月7日、開催予定の「松山くぼの町ホタル祭り」はコロナウイルス感染拡大の影響で中止を余儀なくされたが、現在の状況であれば正しい選択である。
来年、2021年6月6日の開催予定の正八万神社周辺は、昔、松山藩への献上米とホタルで有名であり、海抜270mの寒暖の差が美味しいお米を生み出している、又、タマネギも甘くて美味しい。
神社の杜は、自然の中で象徴的な空間を醸し出している。
久しぶりの松末町郵便局
一昨日、愛媛県建築士会のヘルテージマネージャーのWさんに、県から依頼されて1900~2000年までに建設された魅力のある県内の建物の調査での事で、松末町郵便局の下調べに来ていただきました。 今年度はピックアップした建物を調査し検討をしたのち2021年度に書籍として発行するらしい。 残れば嬉しいのですが。
立会いしていただいたお施主に久しぶりにお会い、話が弾み気がついたら半日経ってました。
築後24年経っていますが、施主のメンテナンスの良さもあり、建設当時とほとんど変わらない姿に気が引き締まる思いでした。